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2006年6月 5日 (月)

リクッチ、本格的自供始める

銀行株の買い占めなどに関わったステーファノ・リクッチは、逮捕後一ヶ月たち、当局に協力しはじめた(コリエレ・デッラ・セーラ、5月31日)。

リクッチは、昨年5月、コリエレ・デッラ・セーラを発行するRcsの株式を2,013%からはじめて、20%を越えるところまで Magiste International を使って買い占めた。今年の4月18日に、株価操作容疑で逮捕された。

当局に協力したいという意向は、10日ほど前にリクッチは表明したようだ。4月18日に逮捕されたので、一ヶ月を獄中で過ごしたことになる。

何度か、ローマの検察官と面会し、株価操作の疑惑をつきつけられた。しかし、30日になって、ようやく、新たな尋問中に、自らの経済行為についての疑問に答え始めた。

これは、偽装倒産罪を避けるためでもあるが、とりわけ、自宅監禁をかちとるために、秘密を打ち明けたらしい。

5月16日に、弁護人から申し立てられた自宅監禁が、証拠隠滅のおそれありとして、却下された。その時点まで、リクッチは、およそ「説得力に欠ける」説明を繰り返していたし、株買い占めに資金を提供した秘密の仲間の存在も否定していた。

検察官は、リクッチの単独行動ではなく、資金提供者がいるものと見ている。

こうした点に関して、リクッチは自供しはじめたようだ。

また、イタリア国民銀行(Bpi)は、30日、リクッチへの債務の取り立てとして、Rcsの株式14,8%を取得した。リクッチは、Magiste International や Garlsson Real Estate を通じ、Bpiから8億3000万ユーロの融資を受けていたが、返済出来なくなってしまったのである。これらの株式は、電光石火の早業で、クレディ・スイスにより、イタリアおよび海外の機関投資家に売却された。

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