サッカー疑惑、マルテッリーノに捜査
イタリアのサッカー疑惑は、サッカー連盟の判事であるマルテッリーノにも捜査がおよぶことが明らかになった(コリエレ・デッラ・セーラ、6月13日)。
チェーザレ・マルテッリーノは、Caf (Commissione di appello federale) というスポーツ関係での訴えを受理する機関の会長である。イタリア・サッカー連盟(Figc)もそのもとにある。
Caf には、二人の会長がいて、第一の会長が、マルテッリーノで、第二部門の会長はエットレ・トッリ。副会長がそれぞれ二人ずつついている。
マルテッリーノにかかっている容疑はどんなものかというと、話は1年半前に遡る。ユヴェントゥスの若い外人選手、ゼイチュラエフとブディアンスキの移籍に関わる話である。
彼らは2001年に5年契約をしたのだが、その時点では未成年だったので、3年までの契約しか出来ないはずであった。二人は、それを根拠にウディネーゼに移籍しようとしたのだが、ユヴェントゥスが Caf に提訴したのである。その結果、2004年12月13日に、ユヴェントゥスは2006年までの契約の有効性を確保した。
こうしたユヴェントゥスに有利な判定を下すに際して、マルテッリーノにどんな圧力がかかったのか、またマルテッリーノとモッジ(ユヴェントゥスの総監督)の間で交わされた電話の内容が問題になっている。
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