『イタリア旅行』
グランド・トゥアーに関する新刊 Il viaggio in Italia が出版された(コリエレ・デッラ・セーラ、5月30日)。
著者は、Attilio Brilli で、英米文学の教授。出版社は Il Mulino, 25ユーロ。
紹介されている例は、文学者のものが多く、たとえば、ディケンズにとっては、マッジョーレ湖に浮かぶボロメオ諸島が優美な島だった。
アンナ・ジェイムスンというバイロン夫人と交流のあった文筆家は、1826年にイタリアを訪れ、この国を訪れなければピクチャレスク(pittoresco, picturesque)という言葉を理解できなかったろう、と語った。
その他、ラスキン、シェリーなど、18世紀、19世紀のインテリのグランド・トゥアーを辿った本である。
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