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2006年5月 8日 (月)

フランコ・マリーニ、上院議長に選出

フランコ・マリーニが上院議長に選出された。2日目の選挙での選出となった(コリエレ・デッラ・セーラ、4月30日)。

投票総数は、322。議決定数は162。投票結果は次の通り:
フランコ・マリーニ:     165票
ジュリオ・アンドレオッティ 156票
白票               1票

フランコ・マリーニは73歳。アブルッツォ出身。法学部卒業後、労働組合で働き、1985年、Cisl(イタリア労働者組合同盟:カトリック系労働組合中心)の委員長となった。1992年、キリスト教民主党から国会議員となり、アンドレオッティ内閣の労働大臣となる。1997年、ミーノ・マルティナッツォリから人民党(Partito Popolare) の書記長を受け継ぐ。1999年、マルゲリータ党に加わり、ルテッリに次ぐナンバー2となる。

ちなみに今回、下院議長となったベルティノッティは Cgil (イタリア労働総同盟:旧共産党、社会党系)の書記長であった。

フランコ・マリーニが選出されるまでには、紆余曲折があり、特に名前をフランチェスコ・マリーニと書いたりする (その結果無効となる)もののことを franchi tiratori とアンドレオッティが冗談まじりで呼んだ。 tiratore は射手のことであるが、franco tiratore となると、もともとは非正規軍のゲリラ、ひいては政治で、党の方針に反して投票する国会議員のことを言う。franco (自由な、義務から解放された)と Franco (Marini) のフランコをかけた地口である。franco tiratore は党議拘束に反して投票する者という通常の意味と、フランコを射る者というここでだけ通用する意味を持つわけである。

franco tiratore の一人は、元大統領フランチェスコ・コッシーガで、最初はアンドレオッティに投票し、後に票を変えたと述べている。

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