《瞳を見ればわかる》
《瞳を見ればわかる》。イタリア映画祭2006(有楽町、朝日ホール)。
ヴァリア・サンテッラ監督、2005年。ナンニ・モレッティがプロデュースしたサンテッラ監督のデビュー作。ステファニア・サンドレッリが歌手のおばあちゃんという役柄を熱演。
ここからネタバレあります。
マルゲリータ(ステファニア・サンドレッリ)は声帯を患って手術を受けたところから映画は始まる。その娘キアラは、母親とはまったく違ったタイプの女性で、言語療法士をしている。キアラにはルチアという娘がいるが喘息を患っている。
キアラは、夫と別居(離婚?)し、夫はフランチェスカという別の女性との間に子供が生まれるところである。
マルゲリータは、60歳を越えても、夫以外の男性との恋愛関係に熱心である。だけでなく、愛人に会いにいくところに、孫のルチアを連れて行ってしまう。
この奔放な母マルゲリータと、真面目な娘キアラ、そしてマルゲリータの夫の葛藤が中心的テーマである。
時間が82分と短いせいか、いろいろ掘り下げると面白そうなエピソードがあるのだが、話は、マルゲリータおばあちゃんが孫ルチアを連れて、勝手にあちこち旅するのを、母キアラとキアラの父が追いかけるという構図で流れていく。
最後のマルゲリータの歌はご愛敬(サンドレッリは女優であって、歌手ではありませんからね)。
同時上映の短編は、《自由な闘い》。ステファノ・ヴィアーリ監督。アパートの一室に男二人。
ここからネタバレあります。
明らかに、ホモセクシュアルな関係を想起させる。しかし表面的には、この二人は、ここでレスリングをしている。二人はもう関係をおしまいにするとか、しないとか言い争っているので、レスリングはメタファーともとれる。
1977年という設定にどういう意味を込めているのかは、把握できなかった。
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