Doc から Igt へ
イタリア・ワインの表示でもてはやされるものが Doc から Igt に変わりつつある(コリエレ・デッラ・セーラ、5月7日)。
Doc (dnominazione di origine controllata 統制原産地呼称)は、イタリア・ワインのレベルに見る表示であるが、要するに、出所の確かなワインですよ、という印である。
Doc が最初にできたのは、1966年5月6日、塔の町、サン・ジミニャーノでのことであった。サン・ジミニャーノの白ワイン、ヴェルナッチャが最初の Doc であったのだ。
それから40年が経過し、Doc の規制があまりに厳しいということで、より創造的なワインをつくりたい人たちは、Igt(indicazione geografica tipica 典型的産地表示)により魅力を感じるようになっているようだ。
Doc は、約350種類のワインがある。しかし中には、名前だけで生産されなくなっているものもあるという。
1980年には、Docの中で質の高いものに Docg(denominazione origine controllata e garantita 統制保証原産地呼称)の表示がされるようになった。最初にうけたのは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノである。次第に Docg の数は増えたが、それでも Doc の10%以下にとどまっている。
グローバル化によって、ワインをめぐる環境も大きく変わった。そこで、規制のゆるやかな Igt で創造性を発揮しようという醸造メーカーも出てきているのである。ブドウの種類をかけあわせたり、まったく外国種のブドウを使用しているものもある。
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