マルティーニ枢機卿、生命について語る(1)
マルティーニ枢機卿が、エイズや受精卵の扱いなど生命についての様々な問題について語った(コリエレ・デッラ・セーラ、4月21日)。
カルロ・マリア・マルティーニ枢機卿は、79歳。1980年から2002年までミラノの大司教をつとめ、現在は、イエルサレムに住んでいる。マルティーニ枢機卿は、医師で生命倫理学者のイニャーツィオ・マリーノと生命の諸問題について、雑誌《エスプレエッソ》で対談した。
イニャーツィオ・マリーニは、51歳、ジェノヴァ出身で、現在はアメリカに住み、フィラデルフィア州のジェファーソン大学の移植センター長を勤め、今回の総選挙では、左翼民主(党)から上院議員に立候補し、当選したばかりである。
まずエイズとコンドームについて。枢機卿は、ある種の状況ーたとえばアフリカのようにパンデミックな状態ーでは、コンドームは「より小さな悪」に過ぎない。HIVポジティヴになってしまった夫は、パートナーを保護する義務がある、とした。しかしながら、宗教的権威がコンドームのような手段を推進することは、節制(禁欲)をふくめ他の道徳的に支持すべき手段を、ないがしろにすることになりはしないかと自問もしている。
コンドームについては、これに似た意見を以前に George Cottier (神学者)や Godfried Danneels (ブリュッセルの大司教)が述べたことがある。しかし、教皇の公式の見解としては、エイズへの防御策は、貞潔という見解が2005年に示されている。
2005年のエイズの死者は、全世界では、310万人(うちアフリカが240万人)。感染者4030万人。2005年に新たに感染した人は490万人。イタリアの死者は、2004年に381人である。
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