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2006年4月27日 (木)

マルティーニ枢機卿、生命について語る(2)

マルティーニ枢機卿と生命倫理学者イニャーツィオ・マリーノは、受精卵や養子についても語っている。

二人は、あらかじめ、「生命についての対話」に関し、それを「開かれて、自由なものであり、同時に、敬意をもって、責任のあるもの」にしようという合意をしている。

枢機卿によれば、「科学や技術の進歩は、最前線あるいは灰色ゾーンを作り出す」、そしてそこでは、「男女にとって何が本当の善かがすぐには分からない」のである。それゆえ、「拙速に判断することを控え、落ち着いて議論し、無用な意見の分裂を生み出さぬようにするのが良い」としている。

マルティーニ枢機卿は、使用されぬまま冷凍された受精卵について、そのまま死んでしまうよりは、命を持つ方を選びたい、すべての人が同じ意見ではないのも承知しているが、と述べている。つまり、受精卵を単に廃棄してしまうよりは、シングルの女性の子宮に戻す方がましだと考えるのである。

また、養子に関しても、カップルが不足している場合、一定の保証が得られれば、シングルの人が養子をとるのも良いのではないか、としている。

ただし、受精卵の幹細胞利用には反対であり、臓器提供に対する補償にも反対である。また、安楽死にも反対である。ただし、それに手を貸した人を断罪するつもりはないとしている。

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