異議票とは
今回のイタリアの総選挙では、異議のあった票(schede contestate)の確認が、選挙後に争点となっているが、異議票とは何であるのかを調べてみた(この項、Yahoo!italiaによる)。
今回の総選挙では、下院はもっとも得票数の多い政党連合が、比例で割り振って340議席に達しない場合、340議席を与えられるプレミアム (premio) がついている。
上院にもプレミアムはあるが、州ごとに最も得票数の多い政党連合が全議席の55%を与えられるのだが、州によって、中道左派が強いところと、中道右派が強いところがあるので、たがいにキャンセルされて、上院の議席数は僅差になってしまったのである。
下院の場合、一票でも多く獲得した場合、340議席が得られ、負けた方は270議席になってしまうのであるから、その差は大きい。約2万5千票差で敗れたベルルスコーニは、何とかその差が逆転しないかと願っているわけだ。
さて、そこで問題となった異議票(scheda contestata、schede contestate 複数)とは何であるのか。これは投票結果が「凍結された」票で、どちらの政党連合にもカウントされない票である。なぜ「凍結される」かというと、開票所で、その票がどこに振り分けられるか合意が得られず、選挙管理事務所長が調書をつけた票である。単なる無効票や白票ではない。
では、誰がその票の割り振りを決めるのか。州ごとに、控訴裁判所におかれた中央選挙管理事務所に3人の司法官をおき(そのうちの1人が座長)、その3人が、異議票の調書を確認し、「凍結された」票をどちらかの政党連合に割り振るか否かを決定する。
その作業は、文書を受け取ってから48時間以内にしなければならない。調書の入った紙袋は12日14時から届き始めているので、14日夜には作業は終わる模様。
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