« ベルルスコーニ対司法官 | トップページ | 大統領職の変容 »

2006年3月 3日 (金)

近視の新たな治療法

近視の新たな治療法が紹介されている。自分の角膜を取り出し、試験管で増殖させて、また自分の角膜に埋め込むというものである(コリエレ・デッラ・セーラ、2月27日)。

これは幹細胞(これから、さまざまの細胞になれる可能性をもった、まだ未分化の細胞)を利用する治療法である。現在、幹細胞(le cellule staminali)の利用が可能なのは、角膜のみで、動物実験では網膜再生にもチャレンジしている。

ピサ大学(眼科学)のマルコ・ナルディによると、「角膜は、眼の前部を覆っていて、よく見えるためには、透明でなければなりません。数年前まで、角膜が透明でなくなると、移植しなければなりませんでした」

「まず、第一の進歩は、角膜全部を取り替えるのではなく、損傷をうけた一部だけ取り替えればよくなったことです。次に、幹細胞の使用です」

「角膜は、上皮組織に覆われていて、それが連続的に細胞分裂をして再生するのですが、分裂した細胞は、角膜の縁(へり)にあります。この幹細胞の活動が不十分だと、再生ができなくて、周囲の不透明な細胞が用いられてしまうのです」

治療法は?「最初は、患者の健康な眼の角膜の縁を、ほんの一部取り出し、悪い方の眼に移植して、角膜全体を修復させるのです」

他人の角膜を移植する場合は、拒絶反応の問題があるが、これは本人の細胞なのでそれがない。そこが画期的である。また親族間(拒絶反応が小さい)の移植も可能である。

|

« ベルルスコーニ対司法官 | トップページ | 大統領職の変容 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144339/8920628

この記事へのトラックバック一覧です: 近視の新たな治療法:

« ベルルスコーニ対司法官 | トップページ | 大統領職の変容 »