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2006年3月 8日 (水)

教皇の呼称、1つ減る

教皇の正式名称が9つから8つに減る。使われなくなるのは、西の総主教(patriarca dell'occidente)という呼び方(コリエレ・デッラ・セーラ、3月1日)。

教皇(Papa)には、正式な称号が9つもあって、
1.ローマの司教(Vescovo di Roma)
2.イエス・キリストの代理(Vicario di Gesu Cristo)
3.使徒の第一人者の後継者(Successore del Principe degli apostoli)(使徒の第一人者=サン・ピエトロである)
4.普遍教会の最高位聖職者(Sommo Pontefice della Chiesa universale)
5.イタリアの首座大司教(Primate d’Italia)
6.ローマ管区の大司教かつ首都大司教(Arcivescovo e Metropolita della Provincia romana)
7.ヴァティカン市国の元首(Sovrano dello Stato della Citta' del Vaticano)
8.神のしもべの中のしもべ(Servo dei servi di Dio)

以前は、4番目の普遍教会の最高位聖職者と5番目のイタリアの首座大司教の間に、西の総主教が入っていたのである。

ドメニコ派の神学者イヴ・コンガールによると、西の総主教というのは、教皇にふさわしい称号ではない、という。現教皇ベネデット16世も神学者であり、同じ考えなのであると思われる。

ただし、この呼称は、東ローマ皇帝テオドシウス2世からレオ1世(アッティラを説得した大教皇)にあてた手紙(450年)に用いられたというから、1556年間にも渡って用いられた称号であるのだ。

教皇の称号変更には、前例があって、ジョヴァンニ23世は、「栄光を持って君臨する」を「神のしもべの中のしもべ」に変更したそうだ。

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