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2006年2月20日 (月)

イタリアの銀行業界、次の一手は?

イタリアの銀行業界は、次の一手が注目されている。Unipolによる株式公開買い付けは失敗に終わったものの、銀行の再編の必要性は変わっていないと考えられているからだ(コリエレ・エコノミーア:コリエレ・デッラ・セーラの付録、2月13日)。

ユーロの導入により、ヨーロッパの市場統合は進みつつある。イタリアの銀行が、国内市場だけでなくて、ヨーロッパ市場に進出するためには、それなりの体力・資本力が必要だとされている。

合併のプレーヤーとして、候補にあがっているのは、Capitalia、Banca Intesa,  Monte dei Paschi di Siena, Sanpaoloの4銀行である。

4銀行の合併の組み合わせは、6つあるわけだが、最有力の組み合わせとされているのは、CapitaliaとBanca Intesa,すなわちローマとミラノの銀行の合併が最有力視されている。

日本でも、○○銀行と××銀行が合併して△△銀行になるということはおなじみであるが、Banca Intesaも、1998年にCariplo銀行とAmbrovenetoが合併し、そこに2001年にイタリア商業銀行(Banca Commerciale italiana)が一緒になって出来たものなのだ。それがさらに合併先をさがしているわけである。

ヨーロッパの他の国では、上位5行の市場占有率が高い。イギリスでは、上位5行で、77%。オランダおよびベルギーでは88%。フランスでは74%、スペインでは59%。ドイツは29%で例外的に低い。

イタリアでは、上述の4行に、Unicredito を加えても、36%にしかならない。Unicreditoは現在、東ヨーロッパに進出していて、あまりイタリア国内市場に関心がないので、合併の候補からはずされている。

ヨーロッパの5大銀行は、Cre’dit Agricole(フランス),HSBC(イギリス)、ドイツ銀行(ドイツ)、BNPパリバ(フランス)、ING(オランダ、保険会社)であるが、上位5行のヨーロッパ市場の占有率は、22%に過ぎない。ということは、今のうちなら、イタリアの銀行にもヨーロッパ市場に進出するチャンスがあるということなのだろう。

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