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2006年2月24日 (金)

リビアでイタリア領事館襲撃される

リビアのベンガジにあるイタリア領事館が、民衆に襲撃され、警官隊が発砲し、11人の死者が出た(コリエレ・デッラ・セーラ、2月20日)。

リビアの民衆は、2月17日(金)、マホメットの戯画とそれに絡んだイタリアのカルデローリ大臣の発言に抗議して、イタリア領事館を襲撃したのである。それに対し、警官隊が発砲し、11人の死者が出た。

2月19日(日)の葬儀には、500人の民衆が集まり、その一部は再びイタリア領事館を攻撃し、三色旗(イタリア国旗)が焼かれた。

歴史的に見ると、1911-12年にイタリアはリビアと戦争をし、植民地化した。イタリア占領下にあった1911-43年に激しい闘争を経験したのち、1970年に、リビアはイタリア人住民を追放した。

その後も繰り返し、リビア政府は、イタリア政府に対し、植民地時代に対する賠償請求を繰り返してきた。2004年にベルルスコーニ首相とカダフィ大佐の間で合意が結ばれ、関係は改善したが、すべての問題が解決されたわけではない。

経済関係は密接で、リビアが輸入する相手国として最大なのがイタリア(26%)であるのだが、イタリアは、ガスや石油(イタリアの必要量の30%)を大量に輸入しているので、65億ユーロの貿易赤字となっている。

リビアでは、ENI(イタリア炭化水素公社)をはじめとして、約50のイタリアの会社が活動をしている。トリポリに795人、ベンガジに73人のイタリア人が生活している。ちなみに、1936年には、約11万人がリビアにいたそうである。

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