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2006年2月12日 (日)

風刺漫画とヴァティカンと風刺漫画家

イタリアでも、マホメットの風刺漫画とそれに対する抗議活動に関し、様々な立場からの言及が出てきた(コリエレ・デッラ・セーラ、2月5日)。

チャンピ大統領は、自由を行使するときには、責任の感覚を喚起すべきだと言った。なぜなら、表現の自由とともに宗教の自由もあるからだ。

ヴァティカンは、あれらの風刺画は「容認しがたい挑発」であるとし、また一方で、それに責任のない機関や国家への「激しい」反応も、「同様に嘆かわしい」としている。

外務大臣のフィーニは、表現の自由と神の冒涜の境界は、非常に微妙であることに注意を払わねばならないとしている。

風刺画家たちの意見は割れている。スタイーノは醜悪だが、出版すべきという意見。ジャンネッリは、「良識が勝つべきだ。あれらの風刺画はイスラム教徒の宗教的感情を害することを認めねばならない」との立場。

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コメント

表現の自由も保障されるべきこととは思うけど、人を傷つけたりいやな思いをさせたりするのって人としてよくないよ、と思います。
週刊誌見てても思うんですけど、内緒で人に張り付いたり写真とったりするのって、すてきなことではないですよね。わたし実は出版社志望なんですけど、こういう報道には違和感を覚えます。読者が喜ぶことをしよう、と思ったらこうなっちゃうんでしょうか。

投稿: azusa | 2006年2月13日 (月) 00時35分

そうですね。むずかしい問題ですね。
まず、一般的に言えば、同じ表現をしても、傷つく人と傷つかない人がいるという点がありますね。
また、どういう傷つけ方はいけないのか、という点がありますね。
これは個人差もあるけれど、時代や文化(宗教も含めて広い意味で)によっても規定されているのだと思います。
キリスト教徒といっても、十字軍のころのキリスト教徒と現代のヨーロッパの平均的なキリスト教徒はかなり宗教的な批判に対する寛容度が違うだろうと思います。
ヴァティカンのある司教(だったかな)は、神父に対する批判は結構だけれど、イエス・キリストをちゃかすのは困るという意味のことを言っていました。
非常におおざっぱなくくりとして、イエスもマホメットも教祖だと考えると、マホメットを諷刺するのは、何の意味があるのかな、という疑問がありますね。
ヴァティカンは、映画などで、十字架をパロディで使用したりするとかなり敏感に反応します。

ここから、プライヴァシーの問題。
これも、時代によって変わりますね。
日本では、個人情報保護法ができて、企業に求められる態度は格段に厳しくなりました。
いわゆる有名人とかタレントは、メディアに露出していることが営業活動の一部と化しているので、パパラッチとの関係も微妙な所がありますね。
また、ファンというのも熱狂的になると、その憧れの対象のすべて、どんな些細なことでも知りたくなるもののようです。
人間の情熱は、逸脱するものなんですよ。だから、良い方にいけば、科学者なんて何の役にたたなくても、収益の期待とか全く無関係で、本当のことが知りたいというだけで、血眼になれるし、一般的に学者ってそういうものでしょうね(大学の教師のすべてそうというわけではありませんが・・・)。
パパラッチ的なものの問題は、それが商業活動としてあまりに見事に成り立つので、結果として市場が盗撮活動をあおりたてることになっているという所でしょうね。
市場は万能ではないんですよね!科学者の真実を知る権利は別として、ファンがタレントの私生活を知る権利には、最低限の規制があってもおかしくはないんでしょうね。

投稿: panterino | 2006年2月13日 (月) 22時21分

確かに、不愉快といいつつも見たいなと思う記事もあるんですよ。だから情報を受け取るわたしたちがパパラッチとかの活動を助長させちゃっている、ということに自覚はありますね。複雑な気分です。

投稿: azusa | 2006年2月15日 (水) 11時06分

人間は集団生活をする動物ですから、うわさ話って好きなんですよね。少なくとも、僕は、結構、好きです。
誰のゴシップが好きかで、その人の趣味が判るかもしれませんね。
自分の身の回りの人のみに関心があるのか、好きなアーティストなのか、はたまた教皇のゴシップやガリバルディの逸話なのか。
僕の個人的な感じでは、ゴシップより、写真の方がなまなましい感じがしますね。プライバシーという点でも、そこが問題なので、防衛する側は、肖像権の侵害だ!などと言うんでしょうね。

投稿: panterino | 2006年2月15日 (水) 23時18分

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