政治家と学歴
ベルルスコーニが、中道左派に対して、学歴で挑んだ。左派のある者は大学を卒業していない、と言い放ったのである(コリエレ・デッラ・セーラ、1月28日)。
学歴が政治にとってどれほどの意味を持つかは別として、ベルルスコーニはご自分の法学における学士号がご自慢なのである。
中道左派ロマーノ・プローディは、少しもひけをとらない。ミラノ・カトリック大での法学士号は手始めである。ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスで研鑽を積み、プローディは25年間大学で教鞭をとった。ボローニャ大、ハーヴァード大、スタンフォード・リサーチ・インスティテュートなど。
ここで苦い思いをするかもしれないのは、左翼民主(党)のダレーマで、彼はピサのノルマーレ(高等師範学校)で卒論の前にやめてしまった。
マルゲリータのルテッリはコッスッタと同様、高校卒業で終えている。
ヴェルトローニは映画学校卒業。
プレスティジャーコモは外国語高校卒業。ストラーチェは理系高校卒業。フォッリーニは、文系(古典)高校卒業。
下院議長のカジーニは、法学部卒業、上院議長のペーラは、文学部卒業、大臣では、ピザヌは農学部、フィーニは心理学、モラッティは政治学、ジョヴァナルディは法学部で指導教授がジュリアーノ・アマート(元首相)。
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コメント
一国の代表がそんなことでいばらないでほしいな…って思っちゃいました。
投稿: azusa | 2006年2月 2日 (木) 23時43分
そうですよね。政治家は、政策やヴィジョンを誇りにしてほしいですね。
ベルルスコーニについては置いておくと、イタリアでは一般に、文化系の大学を出るとドットーレ(Dottore=Doctor)と呼ばれるので、表札などにもドットーレ○○と書いてあったりします。
日本よりはるかに、大学(および大学を卒業すること)の知的権威が高いようです。
ここ十年くらい急速に進学率が高くなっているので、その人たちが卒業した後でも、そういった権威が維持されるのか、それとも大学の大衆化とともに権威も薄れるのか、注目しています。
投稿: panterino | 2006年2月 3日 (金) 00時14分