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2006年2月 4日 (土)

ミラノとボルツァーノのボランティア

イタリアを寒波が襲った。イタリア北部に雪が降ったのだが、雪かきをするボランティアの数はミラノとボルツァーノではまったく異なることが判明した(コリエレ・デッラ・セーラ、1月29日)。

ボルツァーノ県はオーストリアと国境を接する南ティロルの山がちな地帯であるが、人口は45万人、市民生活保護のボランティアは1万5千人。ということは、30人に1人の割合でボランティアがいる。

一方、ミラノはヨーロッパを代表する大都市の一つであるが、人口130万人、ボランティアは150人。8700人に1人の割合である。

ミラノのボランティア関連の評議員グイド・マンカも、「われわれの組織の規模は小さい。その上、ボランティアの半数以下しか要請に応えてくれなかった」と認めている。

除雪作業員の募集公示に関しては応募はゼロだった。時給6ユーロ(840円)にもかかわらずである。

ミラノのボランティアは、病院や学校の出入り口の雪かきをした。バイパスで立ち往生してしまった自動車運転手には、暖かい紅茶や毛布を配った。しかしこうした作業に参加したのは、潜在的に参加可能な150人のうち50人に過ぎなかった。

大都市の社会学的問題を指摘する人もいる。トリノの市長セルジョ・キャンパリーノは、「ボランティアが足りないのは、大都市では、自分もその一員なのだという感覚を失っているからでもある」と述べている。

マルゲリータ党のミラノ支部代表アンドレア・ファンツァーゴは、「もっと重大なことが起きたら、大変な困難に直面する。市民感覚の欠如?市民にその重要性を伝えるのは、政治の責任ですね」と答えた。

ボルツァーノはヨーロッパでも最も整備が進んだ所である。13の私設無線を通じ、地震、洪水、火事、薬品や放射線事故に対する警戒警報を流せる仕組みが整っている。雪などものの数ではない。日常茶飯事というわけである。

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