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2006年1月26日 (木)

コンソルテと諜報機関

左翼民主(党)の上院議員マッシモ・ブルッティが、首相府情報局の統括責任者を秘密委員会に喚問し、野党攻撃の疑惑を問いただした(コリエレ・デッラ・セーラ、1月20日)。

呼び出されたのは、Cesis(首相府情報局または情報治安部行政委員会)の書記長エミリオ・デル・メーゼである。

ブルッティ議員は、コンソルテと左翼民主党党首ファッシーノの電話が盗聴されていて、しかもその内容が Il Giornale紙で暴露されたことや、ベルルスコーニ首相が、コンソルテが銀行の株式買収をしていた時に、その銀行の大株主の一人と中道左派の幹部が会合していたと検事局に告発に行ったことなどが、総選挙を前にした野党攻撃ではないか、もしそれに情報機関が絡んでいるとしたら、重大な憲法違反であるという主張を展開したのである。

イタリアの情報機関にはSISDEとSISMIの二つがあり、その二機関を統轄するのが、CESISである。

SISDEは、Il Servizio per le informazioni e la sicureezza demociratica の略で、民主治安情報部。内務大臣の管轄。職員は1300人。テロやマフィアを戦う。

SISMIは、Il Servizio per le informazioni e la sicurezza militare の略で、軍事治安情報部。防衛大臣の管轄。職員は2000人。スパイや軍事作戦に関わる。

CESISは、Il Comitato esecutivo per i serivizi informazioni e di sicurezza の略で、情報治安部行政委員会または終章府情報局。上記のニ機関の調整にあたる。職員は350人。首相が統括し、内閣官房長官ジャンニ・レッタが実際の任にあたり、その書記長がエミリオ・デル・メーゼで今回喚問されたわけである。

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