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2006年1月 2日 (月)

銀行事件をめぐるとりあえずのまとめ(2)

イタリア銀行事件、まとめの続きであるが、Unipol(保険会社)をめぐるもので、こちらの方が、不明の点が多いが、事件をめぐる構造としては、BPIのそれと重なっている(コリエレ・デッラ・セーラ、12月27日)。

昨年(2005年)3月、スペインのビルバオ銀行が、BNLに対し、株式交換による株式公開買い付け(Offerta di pubblico scambio) をしかけようとした。イタリア中央銀行総裁(当時)ファツィオは時間をかせいで、すぐに認可を与えなかった。

その間に、UnipolがBnlの株式を買い集め、7月に、株式公開買い付け(Offerta pubblica di acquisto=Opa)を、ビルバオ銀行よりも一株あたりの値段を高くして、しかけようとした。

ローマ検事局は、UnipolによるBnlの株式の買い集めおよび株式公開買い付けに、法令違反があるのではないかという説をたてた。

Unipolの会長と副会長のコンソルテとサッケッティが不正株価操作、市場操作、監視当局に対する妨害などの容疑で取り調べを受けた。

ローマの判事たちは、コンソルテもサッケッティも、長年にわたり、フィオラーニの顧客であったことを発見した。二人は、以前から持っていた口座を閉じて、新たな口座をフィオラーニの銀行で開き、担保なしで、400万ユーロ(5億6千万円)の融資をうけている。彼らは、それぞれ、取引のなかで、160万ユーロを短期間のうちに稼ぎ出している。

一応は、(1)アントンヴェネタをめぐるフィオラーニ一派と、(2)Unipolのコンソルテ一派の動きに分けて、整理をしているが、ここで両者はつながってくるのだ。

また、Unipolは、Coopなどの協同組合と間接的な関係があり、Coopは中道左派とくに左翼民主(党)とのつながりが密接なので、ダレーマやファッシーノの名前が何度かあがっているわけである。ただし、彼らが、コンソルテとどのような関わりを持っていたのか、いなかったのかは、明らかではない。

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