教皇選出とOpus Dei
昨年4月のコンクラーヴェに際し、現教皇選出の陰にOpus Dei という教団のキャンペーンがあった、とブラジルの枢機卿が明らかにした(コリエレ・デッラ・セーラ、12月28日)。
これは、ブラジルのリオデジャネイロの日刊紙《O Globo》の報じたニュースで、現教皇は、コンクラーヴェの始まる以前から自らが選ばれるように計画をたてたという。
「洗練された」キャンペーンで、4月18日に第一回投票のためシスティーナ礼拝堂に入ったときには、実質上、当選が確実であったという。
ラッツィンガー枢機卿(当時)は、教皇庁の主だった枢機卿、保守派、とくに Opus Dei の枢機卿の助けを得たとされる。
ラテン・アメリカでは、コロンビアのLopez Trujillo枢機卿、チリのMedina枢機卿の賛同を得たが、二人とも Opus Dei に近いという。
ヨーロッパ勢の中ではオーストリアのSchoenborn枢機卿が活発に動いたとのこと。
コンクラーヴェで教皇に選出されるには、投票の3分の2を獲得する必要があり、昨年4月の場合、117人の枢機卿が出席を認められたが、2人が健康上の理由で欠席したため、77票が必要だった。
ブラジルの枢機卿によると、第一回目の得票は、
ラッツィンガー 47票
ベルゴリオ(ブエノスアイレス) 10票
マルティーニ(ミラノの前大司教) 9票
以下省略。
第二回目は、
ラッツィンガー 65票
ベルゴリオ 35票
ソダーノ 4票
テッタマンツィ 2票
で、ソダーノとテッタマンツィはイタリア人の枢機卿だった。
第3回目は、
ラッツィンガー 72票
ベルゴリオ 40票
以下省略。
第4回で、ラッツィンガー枢機卿(当時)が、84票を獲得し、選出されたのである。
| 固定リンク


コメント