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2006年1月 5日 (木)

教皇選出とOpus Dei

昨年4月のコンクラーヴェに際し、現教皇選出の陰にOpus Dei という教団のキャンペーンがあった、とブラジルの枢機卿が明らかにした(コリエレ・デッラ・セーラ、12月28日)。

これは、ブラジルのリオデジャネイロの日刊紙《O Globo》の報じたニュースで、現教皇は、コンクラーヴェの始まる以前から自らが選ばれるように計画をたてたという。

「洗練された」キャンペーンで、4月18日に第一回投票のためシスティーナ礼拝堂に入ったときには、実質上、当選が確実であったという。

ラッツィンガー枢機卿(当時)は、教皇庁の主だった枢機卿、保守派、とくに Opus Dei の枢機卿の助けを得たとされる。

ラテン・アメリカでは、コロンビアのLopez Trujillo枢機卿、チリのMedina枢機卿の賛同を得たが、二人とも Opus Dei に近いという。

ヨーロッパ勢の中ではオーストリアのSchoenborn枢機卿が活発に動いたとのこと。

コンクラーヴェで教皇に選出されるには、投票の3分の2を獲得する必要があり、昨年4月の場合、117人の枢機卿が出席を認められたが、2人が健康上の理由で欠席したため、77票が必要だった。

ブラジルの枢機卿によると、第一回目の得票は、

ラッツィンガー 47票

ベルゴリオ(ブエノスアイレス) 10票

マルティーニ(ミラノの前大司教) 9票

以下省略。

第二回目は、

ラッツィンガー 65票

ベルゴリオ   35票

ソダーノ     4票

テッタマンツィ 2票

で、ソダーノとテッタマンツィはイタリア人の枢機卿だった。

第3回目は、

ラッツィンガー 72票

ベルゴリオ   40票

以下省略。

第4回で、ラッツィンガー枢機卿(当時)が、84票を獲得し、選出されたのである。

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