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2006年1月31日 (火)

シャイーの手綱さばき

シャイーの『リゴレット』はスカラ座で好評のうちに迎えられた(コリエレ・デッラ・セーラ、1月26日)。

演出のデフロ、舞台装置のフィリジェリオはいつもと同じである。6年ぶりのリッカルド・シャイーをミラノの聴衆は暖かく迎え入れた。

シャイーはアクート(高音)を復活させただけでなく、アリアで、細部までコントロールしようとはしなかった。多くのことを歌手の判断にゆだねた。アクセント、音色、カデンツァの形と長さなどである。

歌手をすみずみまでコントロールするのか、自発性を重視するかという問題で、シャイーは後者でいくということなのだろう。シャイーの選択は、現代の歌手、指揮者、演出家の力関係からいうと望ましい解毒剤になると思う。つまり、1950年代、60年代と較べてみると、現代は、指揮者、演出家のコントロールが強すぎる場合が目につくのである。

ソプラノのアンドレア・ロストに対しては不満をいだいた人がいた模様。

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