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2005年12月 1日 (木)

教皇、学問観を語る

ローマ教皇ベネデット16世は、ミラノ・カトリック大学の始業式にむけて、学問のあるべき姿を説いた(コリエレ・デッラ・セーラ、11月26日)。

教皇は、カトリック大学は、「本当の合理性、現在支配的な合理性とは異なる合理性、すなわち超越的存在、神に対して開かれた理性にもとづいた地平で学問」をすべきであると説いた。

なぜなら、人間の意識の地平を、「実験を通じて証明できる」ものへと縮小してしまうことは出来ないからだ。しかもそういった考え方が現代哲学では重要な潮流となっていると憂慮している。

現教皇は神学者であり、この話題は以前から取り上げていた。4月18日には、長老格の枢機卿として、「相対主義の独裁」に反対を唱えているし、10月2日に開いた司教会議では、「公的生活から神を追放する」ことは、「寛容ではなくて、欺瞞である」と述べている。

つまり、ラッツィンガー枢機卿であった時から、現教皇ベネデット16世は、一貫して、現在の悪しき「実証主義」に疑念を呈しており、信仰と理性を合体させるべきだと考えているのである。

ちなみに、カトリック大学は、1921年にミラノに創設され、その時の学生数は100人であったが、現在は、5つの所在地にわたって4万人の学生が登録している。

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