スカラ座の新総監督リスナー
スカラ座の新総監督リスナーが、新シーズンを前に抱負を語った(コリエレ・デッラ・セーラ、12月6日)。
リスナーはフランス人であるが、ヨーロッパ人にままあるように、母方はハンガリー人で、父方はロシア人であるという複雑な家系である。
ミラノに移り住んで、彼はかつてトスカニーニが住んでいたのと同じパラッツォに住んでいる。家は、本とレコードで一杯とのこと。
夜寝る前には、イタリア語に浸るために、大声でダンテの『神曲』を読んでいるという。ただし、『神曲』はむつかしいので、フランス語との対訳本を使用中。
彼がミラノで悩んでいるのは、食事がおいしすぎること。7ヶ月で、5キロ太ってしまった、と嘆いている。
オーダー・メイドの服をつくる楽しみも覚え、「イタリアの職人芸に驚きは尽きない」と語っている。
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