リータ・ボルセッリーノの立候補
リータ・ボルセッリーノのシチリア州知事の予備選への立候補をめぐり、中道左派のマルゲリータと左翼民主党が対立している(コリエレ・デッラ・セーラ、11月8日)。
リータ・ボルセッリーノは、あのマフィアに殺された判事パオロ・ボルセッリーノ(ジョヴァンニ・ファルコーネと並んで、マフィアとの闘いに倒れたもっとも有名な判事の一人)の妹である。
リータは、二人の判事の暗殺後、設立されたリベラという反マフィアの組織の副会長もつとめた。
リータの立候補に反対しているのは、マルゲリータのルテッリなのだが、ルテッリの言い分はこうだ。リータは立派な人で自分も尊敬しているが、シチリアというヨーロッパで最も大きく、もっとも複雑な州を統治していくのにふさわしい経歴の持ち主かどうかは確信がもてない。
ルテッリが推薦したかったのは、カターニャ大学の総長、フェルディナンド・ラッテリだったのである。
候補者を一人に絞るのって、むつかしいんですね。
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