カラーブリアの殺人事件(続)
レッジョ・カラーブリアで、州議会副議長のフランチェスコ・フォルトゥーニョ氏が殺された事件は、氏の電話相手が捜査の一つの焦点となっている(コリエレ・デッラ・セーラ、10月22日)。
フォルトゥーニョ氏が、病院の工事の入札に関して、犯罪組織ンドランゲタの要求を拒んだことが事件の背景と観られているが、彼はいかなる理由からか、1997年9月から2000年2月の間に、31回、ジュゼッペ・パンセーラという医師と電話をしている。
ジュゼッペ・パンセーラの夫人は、ジュゼッピーナ・モラビトというが、彼女はンドランゲタのボス、ジュゼッペ・モラビトの娘なのである。
ジュゼッペ・パンセーラは、舅の逃亡をかくまったかどで舅とともに2004年に逮捕されている。
殺されたフォルトゥーニョ氏とパンセーラがどのような関係であったかは、まだ不明。
ボス・ジュゼッペ・モラビトは、南アメリカ(チリ、ペルー、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル)からスペイン、オランダを経由してコカインを密輸していたという。
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