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2005年11月11日 (金)

イタリアの少子化、底をうったか?

イタリアの政府中央統計局(ISTAT)によると、イタリアの2004年は1,33となり、2003年の1,29から上昇した(コリエレ・デッラ・セーラ、11月5日)。

一方、結婚の数は減っている。2004年は25万764組で、前年より約1万組減っているという。特に減少の著しいのは、教会婚で、2000年には全体の75.3パーセントが教会婚であったのが、2004年には68,8パーセントになっている。この間、世俗婚(教会ではなくて市役所であげる)は、24,7パーセントから、31,2パーセントに上昇したわけだ。

イタリアの出生率は、4年来上がり続けている。ゆっくりと、少しずつではあるが。

その結果、EU諸国の中で、イタリアは出生率最低国から脱しつつある、イタリアのあとに、ギリシア、スロヴァキア、ポーランド、チェコ、ハンガリーが続くということだ。

ちなみに日本は、2004年1,29で、お隣の韓国が近年劇的に出生率が下がり、1,16となっている。

以下のホームページを参照してもらうと判るが、日本や韓国、イタリアやスペインは、家族・子供向けの公的支出がGDP比でみたとき、北欧やフランスなどに較べて小さい。

http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1582.html

http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1550.html

つまり、平たく言えば、男女共働きが増えてきたときに、社会が面倒を見る、育児を社会化するということがなければ、カップルは安心して子供を産み育てることがむつかしい、ということではないだろうか。

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コメント

韓国がそこまでとは知りませんでした。子どもを生んで育てるのは精神的、肉体的に大変なのだから、お金の心配からはせめて解放されたいですよね。

投稿: azusa | 2005年11月13日 (日) 22時18分

そうですね。
保育所や保育ママさんへのアクセスの確保(子供が病気になった時を含めて)、地域社会の目に見える、あるいは目に見えぬところでのサポート、そして財政的支援と、総合的な支えが必要になっていると思います。
そうして初めて、安心して子育てが出来る環境が整うのだと考えています。
介護保険があるように、育児保険みたいなものを創設して国民全員で、サポートしていく必要があるかもしれませんね。

投稿: panterino | 2005年11月13日 (日) 23時20分

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