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2005年11月28日 (月)

ヴェネツィアの水没対策

ヴェネツィアといえば、地下水のくみ上げすぎによる地盤沈下、高潮時のサンマルコ広場の水没がたびたび話題になるが、このたびパドヴァ大学から新たな対策が示された(コリエレ・デッラ・セーラ、11月21日)。

そのプロジェクトは、次のようなものだ。まずヴェネツィアを中心として直径10キロの円を描く。その円周上に12の穴をあけて、チューブを埋め込む。チューブの直径は、25-30センチで、深さは700メートル。

なぜそんなことをするかと言えば、そのチューブには高潮の時に海水が注ぎ込まれ、その水はチューブを伝わって、地下700メートルの層へと達する。そこは水をすでに含んだ砂の層である。また、地下400-500メートルのところに水を通さない層がある。

つまり、チューブから地下700メートルへと注ぎ込まれた海水は、水を通さない上の層がふたのようになって、地面全体を押し上げることになる。

プロジェクト発案者によると、10年で、約25-30センチ、ヴェネツィアの地面を上昇させることになる計算だ。

これは、有名なモーゼ計画(外海からヴェネツィアに海水が入ってくる三カ所に巨大な人工の堰をつくる計画)の代わりとなるものではなく、補完するものだという。

このプロジェクトに対しては、地面が均等に上昇せずに、建物に被害を与えるのではないか、という懸念もしめされている。

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