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2005年10月19日 (水)

アニェッリ一族のラーポ、麻薬で意識不明

故ジョヴァンニ・アニェッリの孫、ラーポ・エルカンが、麻薬のカクテルで意識不明で入院した(コリエレ・デラ・セーラ、10月11日、12日)。

 カクテルというのは、コカインの粉を鼻から吸い込んだ直後にヘロインを吸うことらしい。このところ、コカインの値段が下がり、急速に広まっているとのこと。

 ラーポ・エルカンは兄弟のジョンとともに、フィアット復活を目指し、活動中であった。彼は、アニェッリ一族の中でもっとも外向的な性格の持ち主だという。

  ちなみに、ラーポ・エルカンが倒れた晩に、一緒にいたのは、trasvestito (女性の服装をした男性ですね)3人であった。

 さいわい脳にダメージはないようだが、こうしたコカインとヘロインの重複的な使用で、死に至ったものは何十人もいるという。イタリアに限らずヨーロッパにおける麻薬の広まりは相当なもののようだ。

 僕が個人的に聞いただけでも、デンマーク、イギリスの学生の間では簡単に手に入るし、また使用しているものも決して少なくはないようだ。

 イタリアでは、今年、昨年と比較して、押収されたコカインの量が倍増している。

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