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2005年10月29日 (土)

マッツィーニとヴェルディ

マッツィーニの続きですが、こちらはマッツィーニと音楽の趣味の話(コリエレ・デッラ・セーラ、10月19日)。

マッツィーニといえばリソルジメント、その時代の音楽といえばヴェルディをおいて他にはない。

のであるが、実は、マッツィーニはヴェルディを嫌っていたという。ペルージャ音楽院の音楽史教授ステーファノ・ラーニ教授によると、マッツィーニはヴェルディを‘quel tale (あいつ、あのもの)’と呼んで、敬意を表しなかった。

何故か? ヴェルディは、君主制を支持していたのに対し、マッツィーニは根っからの共和主義者、ヴェルディはサボイア王国の宰相カヴールのシンパであるからだ。

マッツィーニ自身は、ギターを奏し、女性をくどく時にも、活用したし、スイスに亡命していたときには、女装してギターを弾いていたこともあるという。

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